風疹の感染による胎児への影響はご存知ですか?
初期の妊婦さんが風疹に感染すると
心臓病や難聴などの先天性風疹症候群の赤ちゃんが生まれてくる可能性があります。
妊娠してしまうと予防接種が受けられない為、
妊娠前に受けておくことをおすすめします。
年末年始やGWの大型連休は海外への出入りが激しくなります。
今、日本で流行ってなくても
入ってきてしまう可能性が上がってしまうのです。
過去の事例
日本でも2013年頃に20代~40代の男性を中心に
風疹の感染者が大規模に広がったため、
先天性風疹症候群の赤ちゃんが数多く報告されてました。
予防接種を受けていない世代が妊娠出産期だった事が原因だったと見られてます。
症状と特徴
発熱、喉の痛み腫れ、小さい赤い斑点が体や顔に表れる、
目の充血、耳の後ろのリンパが腫れるなど
風邪と近い症状のため病院でも風疹の診断まで至らないケースもあるようです。
酷いと1週間発熱や発疹が続いたり関節痛を伴う事も。
子供の症状は大人より比較的軽いようですが、
稀に脳炎や血小板減少紫斑症など合併症が発生することがあるそうです。
感染経路
咳やくしゃみでの飛沫感染と
ウイルスが付着した手で鼻や口に触れる接触感染です。
ほぼ風邪と一緒の経路なので感染した人が
公共の乗物使ってたり近くにいたら防げないですね。
ウイルス自体の感染力は弱いのですが
症状が出ない人が他人に移してる事があるようです。
特に春先や初夏にかけてが流行りやすいらしいので
人混みは注意しないといけないですね。
風疹の検査と予防接種の費用
私が行った病院は以下でした。
- 風疹単体 5000円(取り扱ってないところが多いみたいです)
- 麻しん、風疹混合(MR) 10500円
1000円~2000円くらいの増減はありますが相場はこれくらいです。
ただ、妊娠を望んでる女性には条件つきですが
区市町村から補助制度があったりします。
抗体の検査は無料だったり、
予防接種は約半額もしくは無料で受けられます。
地域によっては夫婦で無料もあるんですって!!
接種後、1ヶ月は他の予防接種が受けられないのと
2ヶ月は避妊を薦められます。
また抗体が出来るのが接種後2~3週間ですので
受けてすぐも安心してはいけないですね。
ワクチンはお取り寄せの所も多いので
今、妊娠の予定がなくても受けておくといいですね。
副反応
ほとんどないようですが1~2週間後に関節炎がみられるようです。
数日経っても治まらない時は予防接種を受けた医療機関へ受診して下さい。
まとめ
いつどこから感染するかも分からないし
胎児に影響が出ないように抗体がないなら
予防接種を受けておいた方がいいですね。
1度受けてしまえば生涯かかる確率もかなり低く、
副反応もほぼないなら受けない時のデメリットのが多いんじゃないかなと思います。